Boulangerie Nicolas -Pain d'artisan-@鵜の木
2009年 09月 22日
このニュースを知ったときの衝撃は半端ではなく。
正式オープンはまだ先ですが、シルバーウィークに限定オープンとな!?
という事で、9月21日、限定オープン2日目にお邪魔しました。
…ここだけのハナシ、今週末に遠征する事もあり、この限定オープンは
行くつもりはなかったのですが(汗)、色々(でもないけれど)あって、予定変更。
これは「行け!」という何かの導きでしょーか(笑)
お店は、とても静かな住宅街にありました。
「本当にお店はあるんだろうか?」と心配になったくらい…
とても自然に、周囲に溶け込んでいました。
開店時間前に到着したのですが、もう既に並んでいる人が!
やはり居ても立ってもいられないですよね~。
中では、開店の準備で忙しそうな光景が見受けられました。
そういえばPalapaのシェフ、初日に行ったみたいですね~
そしてついにオープン時間!!
店内は、水海道時代を再現した作りにしていらっしゃるとか。
とても小さく、4人くらい入れば満員御礼な感じです。
パンの方ですが……ガーン!
一番の楽しみだったフリュイの姿が見えませんっっ(涙)
ちなみに前日は最初から置いてあったらしいですが…
バゲットなども、焼き上がりは1時間後とかorz
でも、「ソーダブレッド」や「くるみこしょう」、
フリュイの亜種「グロ・フリュイ・スペシャリテ」、そして「カンパーニュ・ニコラ」!
ホント懐かしく、そして再開がとても嬉しかったです。
並んでいるパン1個ずつ、全て持ち帰りたかった!
しかし、予定を考えるとそうもいかず…こちらのパンを選びました。
【カンパーニュ ニコラ(ハーフ)】
そしてハーフサイズなのにとてつもなく重い。
…量ったら600g超…
とにかくガッチリ頑丈。
「ボコボコ気泡」「軽さ」などという単語は無縁。
ミッチリ隙間無く詰まっていて、ヒキやモッチリ感も無縁。
ただ「ドッシリ」「ズッシリ」という重々しい表現のみが浮かびます。
クラムの食感も、歯にくっつきそうな位、ネチッと。
しかし一方、味の方は全く酸味がなく、まろやか。
個人的には、もう少し水分量がありシットリしていれば、
大阪はシュクレやアッシュのセーグルに似ているかな~と思うのですが。
格好良さ、力強さに、そしてやわらかい味に、ただ感動。
お店の名前を冠するに、まさに相応しいパンでしょう。
自分はプレーンなまま、わしわし食べるのが好きですが、
料理やサンドイッチにするのが似合いそう?
【くるみこしょう(小)】
パンは小さいのに、大粒の胡桃がゴロゴロ入っていて(写真は切った所が悪く…)、
クラムは胡桃の色に染まっていて、そして胡桃の良い香りが~
食べてみると、本っっっ当に胡桃がバカウマ!
そして、時々来る胡椒のピリッとした刺激が堪らん~!!
【ソーダブレッド】
結構大きく、そして妙に重いな、と思って量りましたら100g超ありました。
この加減、なかなか出来るもんじゃないでしょう。
味も、時々胡桃やレーズンに当たりますが、基本は粉の味だけというシンプルさ。
このままでもとても美味ですが、スコーンと同じノリでクリームやジャムなどと
合わせるのが王道でしょうか。
【グロ・フリュイ・スペシャリテ】
本当に良かったです。
あまりに嬉しくて1本買い(汗)
こちらも重い!なんでこんなに重い!?計量386g也。
答えは…詰まった生地に、こんなにビッシリとクランベリーや胡桃、そして
クリームチーズがこんな調子で、端まで油断なく入っていたからでした。
クランベリーが泣ける程こんなに沢山入っていて、とても爽やかジューシー。
そしてフルーツ系に文句なくベストマッチなクリームチーズ。
更に悶絶ものの旨い胡桃もこんなに沢山入っていて、味のバランス、そして
食感のメリハリを出している!
…いやもう、これも絶品ですな~…
木の枝なフリュイのギシギシミシミシした噛み応えを堪能したかったですが、
まぁこれはBやP、そして某Zにもありますので、まぁ機会は作ればあるでしょう!
惜しむらくは、これら旧ニコラのパンが、この限定オープンで最後だという事。
心から残念で、悲しいこの上ありません…
逆に、新ニコラがどんなパンを揃えてくるのか、とても楽しみでなりません。
いやもう期待しまくっていますので!
今回買ってきたパン、遠征前に食べ切りたいので、もう遠慮無くバクバク食べてます(笑)